りんご農家の畑日記 2008年版



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今年最後の中学生受入は藤
沢の中学二年男の子4人。

どーせ、午後は暑くて
農作業なんか出来ないから
川に遊びに行きました。(7/
30)

あーこと友情が芽生えた。

川遊びというものは水着が無
くてもやがてこうなる運命であ
る。

そして最後はこうなるのであ
る。

晩御飯のちらし寿司作成中。
我が家の子供達はうちわあ
おぎ係。

川遊びの翌日はたっぷりと農
作業。お疲れさんでした(7/
31)

8月1日(金)
毎日暑い。盛夏じゃ。
ここ豊丘村は長野県ではありますが非常に暑いです。日中は34度くらいまで上がります。
更に今年の夏は雨が本当に少ない。僕が豊丘村に移住してきて5度目の夏になりますが、7月の降水量は一番
少ない。
日中の暑さは体に毒なので、早朝〜9時、10時くらいまでが仕事がまともに出来る時間帯です。
それと、夕方17時過ぎくらいから日没まで。夕方は晩飯を食べ終わってから、1時間ほど草刈をして汗だくになって
そのまま風呂に入るというパターンが多いです。

7月はブドウの摘粒終了後すぐに袋がけ。袋をかけてみて2800房に少し足りないくらいの着果数ということが判明した。
昨年より1000房も減らしてしまった。。。。まあ、作業的には楽だったが、3000房くらいはならしてもよかった。
その分、一房あたりの葉っぱの枚数は増えるから味はよくなるであろう。

袋がけ終了後、今度はブドウが強い日光により焼けないように日傘をかけていく。
今年は日傘かけ終了が昨年より2週間ほど早く終了した。昨年は夏休み中盤まで作業が食い込んでしまって
とりゃおにかなり手伝ってもらって気の毒だったので、夏休み前までに終わらせようと頑張って仕事を進めました。

それと、りんごのほうも草刈などを6月から計画的に進めてきたこともあり、昨年のように7月にブドウ、りんご全ての
作業がブッキングしまくって八方ふさがりとなる状態は回避できたのでかなり余裕があった。
去年の経験を活かすことが出来たというものだ。



仕上げの摘粒をしながら
袋がけ中の俺。黒すぎて顔わ
かりません。

(7/10)
袋がけ作業を進めている
途中のブドウ畑。
下草をクローバー主体に
なるように調整中です。
(7/10)
朝4時頃のりんご畑。防除は3
時半頃から始める。

(7/12)
クローバーってマメ科の植物だ
けど豆ってどこになってんだ?
ふと疑問に思いクローバーの花
をよーく見てみると確かに豆が
あった。

(7/16)
ブドウの日傘かけ作業中。
夕方になって疲れが出てきた頃あーこがままごとで作った差し入れを持ってきてくれた。「何、これ?」とたずねると「えさ」と答えた。
(7/17)
ブドウの葉っぱにカラフルなカメムシが。害虫かあるいはなんかの天敵になるか後で調べるために分からない虫は写真を撮ることにしている。アカスジキンカメムシというそうな。(7/17) 今日は保育園の花火大会の日。おねえちゃんのお下がりの浴衣を着て大張り切りのあーこ。
(7/18)
姪っ子を連れて、妙高の
笹ヶ峰へ。
とりゃおとほたひはちびっ子の
面倒見るのはお手のもの。
(7/20)

草刈前。(6/20)

草刈後。(6/24)
一部刈り残しがある。が
あんまり見ないことにする。

摘粒作業中(7/2)

7月2日(水)
今は梅雨の中休み中。
今年の梅雨はひさ〜しぶりに「梅雨」といえるような天候が続いている。
6月中はりんごの摘果を少しほっておいて、ブドウの房作り、摘粒に邁進しておりました。

それらの作業の合間をぬって草刈をかる〜く周囲から文句が来ない程度に進めておき、雨の日には
ブドウの仕事がやりづらいので雨合羽を着てりんごの摘果を進めるといった感じで一ヶ月が過ぎていった。

草刈もそうなのだがガソリンを使って動かすエンジンものの農機具は昨今のガソリン暴騰を全く無視できない。
僕の場合には大きい機械を持っていないのでまだそんなに大きな影響は出ていないがそれでもガソリン使用量を
節約するために草刈は今年は30日程度の間隔で行ってみることにした。
それと、巨大な一筆書のごとく草を刈らずに草刈機を走行させることがなるべく無いように刈って行く。
多少の刈り残しは気にしない(後で刈払い機で刈る)。機械に負担をかけないよう短く刈り込まず、長めで刈っている。

家のそばの30アールほどの畑はわざと刈払い機で刈っている。刈った草をマルチとして後の雑草の繁殖を抑えると
いう事にしてこちらは45日間隔ほどで草刈を行っていく実験をしている。
確かに時間も手間もかかるのだが、草刈の間隔が空くので実手間はそんなには増えたことにはならないと思うし、
ガソリンはかなり節約できる。ご飯の消費量は少し増えるが米は安い。

ブドウの粒のほうは今大体直径が1センチ位になってきただろうか。写真の状態だとついている粒の数が多すぎる
ので少しはさみで落としていく。将来粒が大きくなったときのことを想像してバランスよく落としている(つもり。。。)。
この作業が摘粒である。

今年は2800から3000房程度に着果数を抑えたつもりだったのだが、もう少し少ないかもしれないという気が
している。ただ、いずれにしても全ての房についてこの摘粒という作業を行っていかねばならないので
根気のいる仕事ではある。加えて、粒は毎日どんどん大きくなっていくので早く作業を進めていかないとやり辛く
なってくる。というわけで、6月は結構忙しい月である。

雨の日にブドウ仕事をやらないわけは、雑菌が雨と共にハサミで切った切り口から入ってしまうのでやらないほうが
よいとされている。その代わりりんごの摘果は一日でも早く終わらせたほうが良いので、雨合羽を着てでも行う。

「晴耕雨読」なんてかっこいいことはなかなか出来そうもない。「晴働雨働」というのが実際。
ちなみに4月から休日は6月1日と6月30日の2日しかとらなかった。
それでも何とか寝込まなくなるようになってきたので、僕もだんだん体の効率的な使い方が分かってきた
かもしれない。

我が家の場合はおやきを作っ
ていればそれでいいわけでは
なく子供の相手をすることもひ
とつの体験。(5/31)

6月12日(木)
今年の梅雨は久しぶりに梅雨らしい天候が続いている。
さて、5月31日から今度は神戸からこれまた元気な男の子3人がやってきた。
3人とも事前に郵送されてくる自己紹介の文面がとても面白かったので、どんな子達か楽しみにしていたが
とにかくユニークだった。
31日はあいにく強い雨だったため、農作業はあきらめ「おやき」づくり。
男の子なので中身はあんこのほかにボリューム感のある肉味噌も用意した。
おやき作りは大体妻が担当してくれるので俺は楽が出来た。
今回の日程は丁度土日だったので我が家の子供達も学校は休みで一緒におやき作り。
おやきとは最初はいかなるものかイメージがわかない様だったが、出来上がりには大満足のようでした。

次の日の朝は雨が上がってい
いお天気。外に出たくてウズウ
ズしていたらしく朝6時前に起き
てきた。散歩にでかける(6/
1)。
スカッと晴れて暑いくらいの陽
気となりました。昨晩は吐く息
が白くてびっくりしていた3人。
恒例の記念撮影。
ちなみにあーこがくわえている
のはスルメ。
別れ際に3人で「よさいこいソー
ラン」(っていうのか?)を披露し
てくれた。ほんと面白いね。この
3人。

竹の子掘りで一気に
子供達と僕との距離も縮む。

蟻地獄の巣があれば
蟻を落としてみたくなる。

天竜川にて

5月31日(土)

早いもので5月も今日で終わり。この季節になってくると我が家の恒例行事として修学旅行の中学生受入が
始まる。

今年は引越しのドサクサもあったことから中学生の受入を休もうかとも思っていたのだが、5月の連休前になんとか
突貫工事で客間を仕上げて受入に間に合わせた。

27日から28日まで横須賀から元気で明るい4人組の男の子たちが来てくれた。
彼らの先輩にあたる中学生たちを昨年受け入れていたので尋ねてみると、みんな知っていた。なかには
「直属の先輩ですよ!」なんていう子もいて、先輩、後輩が我が家で知らない時間の足跡を確認できるっつーのも
なんだかほんわかしていていいなーという気持ちになった。

一日目は我が家恒例行事の竹の子掘り。これはどの子もほぼ例外なく喜んで掘ってくれる。宝探しというのか
童心にモロ帰ってしまうのかとにかく楽しいらしい。僕などは最初は嬉しかったが、掘りそこなった竹の子が「竹」に
見事に成長しているのを見ると「イノシシに食って欲しい。。。」などと思ってしまうのだが。竹林はどんどん広がって
いってしまう。現に竹林の隣の畑である僕のりんご畑にも竹が侵入しつつある。見つけ次第踏み折るのだが
どんどん根が入りこんでくればやがて追いつかなくなるであろう。そもそも今竹の子を掘っている場所から我が家まで
そんなに離れていない。軒下からニョキニョキ生えてきて畳を突き破られたら大事だ。

そういえば先日新聞に「ど根性竹の子」などといってアスファルトを突き破って竹の子が生えている写真が
載っていた。そんなのはよくある光景で、竹やぶのそばに住んでいる人は別に驚きもしないことだ。

子供達とすぐに仲良くなってくれ
た。感謝。
晩御飯は竹の子寿司。もちろん
彼らが全部作る。
スズメバチにびびりながらの摘果作
記念撮影。我が家にとっても大切
な思い出になります。

大きくなったらまたぶらっと豊丘村に遊びに来てくれると嬉しいな。

畑で摘果をしていると結構な
がいアオダイショウが出現。
子供達は大興奮で追い回す
ので迷惑そうな顔をして隣の
畑に逃げていった。(5/4)

こんなトコで何してるのかとい
えばワラビ採りです(5/4)あく
抜きの木灰は下のベーコン作
りで使った剪定枝の灰を使用

5月20日(火)

だいぶ間が空いてしまった。。。
今年は初めて摘花剤、摘果剤を併用して隔年結果から逃れたいと思ったのだが、結果は上々である。
効果は大きく摘花剤、摘果剤だけでほぼ一輪摘果出来ている状態の枝もある。これは、摘果剤使用後の
気温が高めの日が3日ほど続くと効果が高いそうなのだが、今年は5月始めは初夏とも言うべき暑い日が
何日も続いたので良好な結果が得られたのだと思う。

薬により摘果したことによる果実への影響は何もありません。むしろ、手で摘果するよりも病気になりにくいし、
早期に樹の負担を畑全体で減らせるため摘果終了までの時間にゆとりが生まれる。僕も、妻も昨年、一昨年ほどの
脅迫的な「一日でも早く摘果を終わらせねば」という意識は抱かずに済んでいる。心にゆとりが少しだけもたらされた。
本当にもっと早く使えばよかったー。と思う。

摘花剤を使うと左の一番下の写真のように、側花の受精がカルシウムにより阻害されて写真のように
花のまま変色してやがて落ちてしまう。こういう状態になるとあとは残った側花だけ落としてやればよいので
手間がかなり減る。

一昨年は敢えて薬剤摘果を行わずどれくらいの手間が必要なのか知るために全て手作業で摘果したのだが、
膨大なりんごの数に摘果の終了が遅れ結果として樹を疲弊させてしまい翌年は花の数が少なくなる(隔年結果)という
事態を招いてしまった。その経験があるので今の状態は本当に手ごたえを感じられる結果である。
この調子でいけば、来年も今年と同じ程度かあるいはそれ以上の花が咲くであろう。

GW中はひたすら農作業。毎年のことですから子供達もどっか行きたいとか、つまらないとかそういうことは言わない。
だからこそかえって不憫にもなるが、山菜を一緒に採って煮しめにしたり、天ぷらにしたり。ワラビは山菜おこわに
して食べた。子供達もこういう「タダの食材」探しは結構楽しいらしく目の色を変えてやっている。

また例年だと人間が掘る前に筍もイノシシにほとんど食べられてしまっていたのだが今年は全くやってこない。
筍堀り放題である。妻はせっせと瓶詰めをつくっている。できれば一年分くらい作りたいんだけどなあ。
最近店で売っている筍水煮も値段が高いですからね。。。

アバウトな薫蒸器だ。これは。

でも、うまそうなベーコンでき
ましたよ(4/24)

4月25日(金)
我が家でも本格的に摘花を始めました。
若い樹のほうが隔年結果しやすいような気がしているため、今年で植え付け後5年目の若木から開始しました。

昨日は一日中まとまった雨。雨の日は雨の日でやろうと思っていた仕事がたっぷりとある。
その中でも、楽しみにしていたのがベーコン作り。これは、ブタばら肉かたまりが安いときに買いこんで
塩、こしょうをふりかけといてラップでくるんで冷蔵庫で保存。しばらくたった雨の日に燻そうと思っていた。

設備も何もないが、りんごの枝だけはある、薫蒸しているあいだは他の仕事を進めているためほったらかし
ということででかなりアバウトな作り方でおそらく毎回違う味のベーコンになるはずなのだが、
なかなかおいしいベーコンができました。塩、こしょうも適当、塩漬け、薫蒸時間も適当。その後のボイルも無し
ということでローラのお父さんが鹿肉で作るヒッコリーで燻すベーコンの作り方に近いんじゃないかなあなどと
思いながら家族みんなでカリカリに焼いたり、ベーコンエッグにしたりして楽しんでいます。
雨の日のささやかな楽しみにしようかなあと思っています。

満開一歩手前くらいかなあ
(4/23)

りんご畑の中をキジが
デケデケ歩いて行きました。
(4/21)

鹿の角が落っこちてました
(4/21)

4月23日(水)
忙しい日が続いております。今年は桜の開花が昨年よりだいぶ遅かったので、「りんごの花も遅いだろう」と
勝手に期待しておりました。ところがふたを開けてみると4月19日に開花が始まり、その後も最高気温が25度
前後の日が続いてあっという間に満開一歩手前くらいまで進んでしまいました。

仕事の準備も、心の準備も不十分なままなんとか戦闘態勢に入りましたが、まさかこんなに早く咲くとは想定外
でした。

摘花もあちこちの園で始まっています。例年ですとG・W中に帰省してきた家族総出でにぎにぎしく、かつ
楽しげにりんごの花びらを散らせる光景があちらこちらで見ることが出来るのですが、今年はG・Wには
もう花はないかも。

これから我が家でも5月いっぱいまでひたすら摘花、摘果の毎日です。6月からブドウの作業に移ります。
それまでにある程度まで摘果を終わらせている必要があります。
今年は新たな試みとして薬剤による摘花を行ってみます。というか本日第一回目の散布を行いました。
また、3日後くらいに2回目の散布を実施します。
薬剤といっても原材料は炭酸カルシウムですので、たとえばサンゴとか貝殻などと成分は同じです。

ただ、これも確実に受粉していることが前提となる技術ですので、今の自分には少々リスクがあるのですが
まあやってみないとどんなもんか分からないし、人工授粉も今年はもう間に合わないが来年からは
導入していこうと思う。


そんなこんなで慌しいのはやまやまだが、今年は昨年ほとんどやらなかった野菜作りを再開したいと思っている。
しかし、りんごで忙しいとそれを口実になかなか畑を耕したりとかできないので、先日じゃがいもの種芋を買ってきた。
買ってきちゃえばやるだろうと自分に足かせをはめたわけである。そろそろ種芋もしなびてきたので(というかコメリで
3割引で買った時すでにしなびていたが。。。)本日、畑を管理機で耕して芋を埋めた。
先日、ご近所のおばあちゃんが「埋めた種芋みーんないのししに掘り起こされて食べられたー!」と言っていたので
それだけが心配だ。

ここ数日うちのそばの竹林から子供たちが毎日筍を掘ってくるので、たけのこ大漁状態である。
昨日はたけのこご飯、今日はたけのこの煮しめ、それと天ぷらもやろうと思って衣を作り始めたが、タラの芽も
食べたいなあと思って、玄関を出て、少し歩くとタラの木があるのでタラの芽採ってきて、ついでにとりゃおに
ヨモギも摘んできて貰って、それも天ぷらにして食べました。

考えてみると、衣作り始めてからタラの芽採ってきて天ぷらにできるトコにすんでるなんて贅沢だなあと
ちょっと自慢話。

小屋の整理も中途半端なま
ま薪を搬入。

来シーズンから薪ストーブを
導入したいと思っている。


枝を運んでくれるあーこ

4月9日(水)
7日、8日、9日と剪定した枝を片付ける作業が続いている。あと、2.5日くらいで終了させる予定。
かなり大雑把に片付けることになるが、他の作業に移れないので仕方ないのだ。
自分の手の親指太さぐらいまでは畑にて鋏で裁断するが、それ以上のものは今年は畑から
持ち出して、家に持って帰りチップソーで切ることにしてみた。畑でチェーンソーで切ってもよいのだが
燃料を作っているのがめんどくさいのと、畑だと明るくないと出来ないが、自宅ならば外照明を使って夜作業が
できる。どうしても足りない時間のことを考えるとこうなった。

それにしても、高校生ぐらいの時のあのぼけーっとした時間を貯めておいて
いま引き出せたらどんなにいいのになーと思う。
大体、春先なぞはベッドの上に寝転んで、野球のオープン戦なんかテレビでつけっぱなしにして、いつのまにか
うたた寝しているというのを極上の楽しみとしていたのだからな。俺は。

今日はあーこは保育園が午前中でおしまいなので(報告していませんでしたが末娘のあーこは今春より
保育園年少さんです)おにいちゃんと、お姉ちゃんにも早く帰ってきてもらい、放課後は畑で過ごしてもらった。
俺がまるけた(束ねた)枝をとりゃおが運んでくれる。ほたひはあーこの子守をしている。妻は俺が裁断した
枝を畑中から集めては軽トラに積んでいる。もも次郎(最近我が家ではももジーさんと呼ばれている)は
畑で寝ている。俺は、畑にはいつくばって枝をひたすら裁断し、ひたすらまるける。

軽トラに積み上げた枝が満載となりももジーさんが乗るスペースがなくなってしまったので、半ば強制的に枝の上に
飛び乗ってもらい、リードをしっかり軽トラに結びつけたというよりももジーさんを軽トラに縛りつけたといったほうが
正しい。普段よりだいぶ気を使って運転する。こんな犬でもどっかで落としてくるわけにはいかないのだ。

家に着いて、今年から薪小屋として活用する元家畜小屋に枝を移す。とりゃおはまたも文句ひとつ言わず
手伝ってくれる。あーこもいったん家の中に入ったがまた出てきて「おっとうのお手伝いするー」と言ってくれる。
細い枝を5本ほど軽トラの荷台からあーこに手渡すとパッと顔を輝かせ「うれしいなー。うれしいなー。」とかいいながら、
おにいちゃんのところに持っていて一緒に小屋の中に積み上げている。
ほたひは家の中で風呂を洗っている。そして、風呂の中に水を入れる音が聞こえてきた。
この仕事が終わったらみんなですぐに入れるように、だ。

晩飯が終わると、とりゃおは疲労困憊したのかぼけーっとして、歯を磨いたら倒れこむようにすぐに眠ってしまった。
。。。

家族総出でペースト塗り。

4月6日の花芽

4月6日(日)
ようやく剪定終わりました。長かった。。。
ホッと一息つく暇も無く、剪定した枝を片付ける仕事及び剪定後の切り口にペーストを塗る仕事に突入。
あと、一週間もすると例年だと第一回目の防除が始まる時期となる。
剪定した枝が圃場にちらばっていると、防除の際邪魔になるのでそれまでには片付けねばならない。
頑張らねば。

昨日、今日と情け容赦なく子供たちにもフルに手伝ってもらう。春休みもかなり手伝ってもらったのだが
来年は引越しが無い分楽になると思うので、子供らしく無邪気な時間も多くとれればいいなあと思う。

小関りんご農園サポーターの皆さまにサポーター通信12号を先日メール送信、または発送しました。
メールが届いていない方がもしいらっしゃいましたら、お手数ですがご一報くださいませ。
また、メールアドレスが2月より変更となっておりますのでご注意ください。



我が家のカオス状態のキッチ
ンも露見してしまうのう。


「慣れたころにはお別れ」
そういうもんだよね。

りんごの花芽。
昨年よりは発芽は遅い
(3/27)

今年はだいぶ更新サボってますね。。。
デジカメ、中古ですが一昨日(3・26)入手しました。やっと写真を撮ることができるようになり、更新する意欲が
湧いてきましたが久しぶりなので、HPの更新の仕方を忘れてしまった。。。
えーと、どうするんだったけな。サーバーにアップロードするやり方は?。

どーも、引越し後にインターネット環境も変わりましたので、ウィルス対策ソフトも変更したのですが、
ホームページビルダーとの相性がよくないようです。うまくサーバーに上げられません。
仕方がないのでFFFTPを使って上げるしかありません。めんどくさいです。

ここ最近はずーーーっと、りんごの剪定に追われていました(というか今も追われています)。
1月中全く農作業をしなかったおかげで、やっぱり2月、3月は非常にタイトなものになりました。
そのうえ、車は壊れ、耕運機も壊れ、デジカメも壊れ、素人積みした石垣は崩れ、屋根の雨漏りは直ってなかった、
ストーブも調子悪い。(ここで、「妻も壊れ」とよく合いの手を入れられます)。
結構、肉体的にも、精神的にもきつい2ヶ月でしたが、そんなとき、普段全然考えもしなかった(笑)懐かしい人が
ひょっこりとやってきてくれて、嬉しかったです。

大学時代の山登りサークルにおける後輩だった(正確には別のクラブだが)岡部が出張で飯田に来るということが
分かり、それじゃあ近いからということで寄ってもらいました。
東京からわざわざ飯田に出張に来てくれるなんてありがたいなあ。
それにしても、俺が大学4年のときの1年生だったのだが、昔のフニャフニャしたお子ちゃまだったやつが今では
しっかり地に足をつけてやっているのを見るのは気持ちがいい。
畑にも寄ってもらい、花芽の充実した剪定枝をお土産にもっていってくれた。温かい日当たりにおいておくと
花が咲くかもしれません。今度は、家族で農作業しに来て欲しいものだ。

今日は(3月27日)、久しぶりに畑にデジカメを持っていった。それらの写真も載せる予定だったのだが、
アップロードに手間どってしまったので明日の更新に続く。。。(多分。。。)

本日は3月28日。てなわけで昨晩、調子に乗って明日も更新するなどとほざいてしまったので、
更新しております。はい、喜んで。

ところが今日は我が家では男組が朝から壊滅。とりゃおは39度以上の熱が出てダウン。俺は、朝から頭痛&吐き気
にてダウン。どちらも朝から寝込んでいました。俺は、午後から復活を果たしましたが、とりゃは一日中体調が悪い。
連日の農作業で疲れが溜まったのか。俺はともかくとりゃおがなぜといぶかしむむきもあるかもしれないが、
とりゃおは俺が剪定したりんごの枝をほとんど一人で畑中から集めてまとめて、縛りやすいようにこなし
鋏で裁断する仕事を毎日のように朝から夕方まで手伝ってくれていた。

そんなこともあり疲れが出てしまったのだろうか。我が子ながら、よく手伝ってくれていると思う。
もうれっきとした一人の男として認めてあげられるレベルまで来ていると思う。

畑にところどころとりゃおが集め
た剪定枝の山が存在している。
今年で定植後5年目の若木。
剪定前。
剪定後。竹でつっかえ棒した
り、紐で誘引したりして樹形を
整える。
大中小。

引越し前になんとか自分で貼
った床板にワックス塗りを敢
行。外ではガンガン雪が降っ
てます。(1/23)

こんな感じの仕上がりに
なりました。この日の午後は半
日雪かきに費やされました。

(1/23)

雪で車が走れず犬ぞりで出動
しました(ウソ)(1/24)

静かな畑に子供達の歓声だ
けが響きます。(2/3)

翌4日。体調も回復し、車を掘
り起こしているとデジカメが故
障。液晶が映らなくなりファイ
ンダーを覗いた状態が

分からなくなりました。
適当に撮影した一枚。(2/4)

剪定中の俺。豊かな口髭を
蓄えていますがこれはシェー
バーが引越しのドサクサでど
っかに行ってしまい剃りたくて
も剃れなかったのだ(2/9)

剪定中に降り出した雪は
あっという間に本降りに
なり快調に積もり出した。(2/
9)

2008年も始まった。。。ってもう2月も半ばである。
とりあえず生きてます。毎年、このセリフばっかりやね。

皆さん、ご存知のとおり、1月の末に引越しを行いました。
それが、また一番寒いときにやってしまいました。。。また、今年は雪がよく降る年で、基本的に雪は好きなんですけ

引越し前後にどかどか降られるとさすがに具合悪くなりました。

基本的に、一月は完全に農作業はあきらめて引越し作業一本に絞りました。今回の引越しはとにかく軽トラで
荷物は地道にコツコツ運ぶ。掃除もコツコツ進める。といった形で、「今日はこの部屋。明日はこの部屋」と
いう感じでスケジュールを立て、結構頑張ったのですが、とにかく今まで住んでいた家が広い家だったため、
部屋数が多い。今、改めて数えてみると。。。7部屋ありました。それと、台所、玄関、廊下。。。どこも広い。

普段生活するにはそのうちの数部屋しか使っていませんでしたが、いざ全ての部屋をしっかりと掃除しようとすると
とてつもない時間と労力が必要でした。また、収納スペースがたくさんあるので、物を持っていないつもりでしたが
実際には出てくる、出てくる、しまいこんで忘れていたものがどんどんここから、あそこから、「おっ、これ豊丘村に
引越しした当日にしまいこんで今まで忘れてたわ」という感じで自分でも驚きました(ほとんどガラクタ)。

この調子で捜索し続けたら、大家さんちでしまいこんで忘れていたヘソクリなんか出てくるんじゃないかと密かに
期待していましたが、それはありませんでした。ここにご報告します。

一応、1月27日から転居先で寝るということで、27日を「Xデー」と称し、それに向けて全力で取り組みましたが、
まず、23日にドカ雪が降り、引越し前には雪は降らないだろうという都合のいい期待は見事裏切られました。
更に26日から28日まで強い寒気が入り込んで、最低気温がマイナス10度程度の日が続き、水道管が凍結して
しまいました。この凍結で、シャワーとウオッシュレットが割れてしまい、使う前に交換という悲惨な憂目にあってしま

ました。

とにかく、Xデーには新居で眠りましたが、本当に寒かったです。

その後、2月2日の夕方から一晩中降雪があり、ドカ雪となりました。翌3日午前中雪かきだったのですが、
2日の晩から疲労からかふがいないことに僕の体調が悪く妻に雪かきをしてもらいました。
子供達はあーこの面倒もみてくれながら、朝から元気にブドウ棚の下でそり遊び。
俺は一日ダウンしてました。

2月5日頃から、放っておいた農作業も再開しました。まず、ブドウの剪定を2月22日頃までに終了させたいです。
今、半分くらいまで進みました。ただし、家の中の細かい仕事、例えば、食器棚を作ったり、隙間風が入ってこない
ように隙間を塞いだりといった仕事も平行して進めるので、なかなかはかどらない。

また、引越しにともないインターネット環境も今までケーブルテレビだったのをADSLに変更したため、それを
再構築するのがめんどくさかったです。手違いなどもあり、開通は8日になってしまいました。ただ、開通しただけで、
デスクワークが出来るような状態ではなかったので、実際には10日頃からようやっとネットが使えるようになった
といえる状態です。しかし、パソコンを置いてある場所がとにかく寒い。足元から冷気が上がってくるので、
集中できません。。。お〜、さぶ。

また、2月4日にデジカメが故障。撮影は出来るのですが、どういう写真が撮れているのかさっぱり分からないので
パソコンに取り込んでみないときちんと撮影できているのか判明しません。上記パソコンの設置状況とデジカメ、
この2点は僕の仕事の大事なツールなので早期の改善が必要な状態です。
それにしても、デジカメ。修理したほうがいいのか、結局購入したほうが安上がりなのか、悩ましいです。
今年は、よく物が壊れるなあ。なんか車の調子も悪いんですよね。
何で、物が壊れる時って集中するんですかね。


2月9日にもまたドカ雪。今度は30センチくらい積もりました。10日の午前中は半日雪掻きで潰れました。
そもそも、このあたりは本来雪がそんなに降るところではないので、除雪車なんつーものは山の中までは入って
きてくれないし、人力が頼りである。下に下りていく道路を開通させるため、集落の人たちが総出で雪掻きをする。
今度、僕たちが入れていただいた集落の団結も見事なもので、みんなで力を合わせ生活道路を守っている。
それにしても、雪掻き終了後は汗びっしょりになる。


とまあこんな感じの2008年のスタート状況です。

本来この時期はゆっくりと今年の展望でも妄想しながら、じっくり剪定を楽しみたい(りんごの作業の中では
剪定をやっているときが一番楽しいです。難しいけど)ものだが、今年はそうはいかない。


いやあ、ほんとパーマンに出てくる『コピーロボット』がマジで欲しいなあとぼやいていたら、妻に「あなたの性格じゃ
コピーロボットとお互いに『おまえ、仕事やれ』『いや、おまえがやれ』って仕事のなすりあいやるだけでなんにもならな

でしょ」と言われてしまった。そのとおりだと自分でも思います。
結局、優先順位決めて地道にやっていくしかないですと思う今日この頃。。。